運営団体について

スローコミュニケーションプロジェクトは、聴覚障害者が抱える生きづらさに着目し、その課題に取り組んできた一般社団法人4Heartsが立ち上げました。

聴覚障害は情報・コミュニケーション障害といわれます。他者との交流において大多数が使用するのは「発話＝音による情報交換」。きこえない・きこえにくい人は、「情報が入らない→情報が入らないから判断ができない→判断ができないから行動が起こせない＝社会参画ができない」という循環に陥り、疎外感を抱えている人が多かったのです。

職場や学校など日常生活における他者との関わりの中で生まれる、外的な情報コミュニケーションの課題、「自分の感情や考えをうまく言語化できない」といった内的な心の課題……活動を続ける中で、こうした課題を持ち、生きづらさを抱えているのは、決して聴覚障害だけではないと気づいたことが、スローコミュニケーションプロジェクトの活動へと広がっていきました。

4Heartsが目指すのは、「情報コミュニケーションから誰ひとり取り残されない社会」。「こころで繋がるコミュニケーションの実現」をミッションとして、スローコミュニケーションプロジェクトの推進をはじめ、コミュニケーションを軸とした社会課題の解決に取り組んでいます。